2010/01/06 07:21 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の新規住宅販売は、僅かにプラス0.3%
11月の新規住宅販売で特に目立ったのは、西オーストラリア州のプラス12.1%でした。 他の州では、ニュー サウス ウェルズ州のプラス2.7%、 南オーストラリアのプラス2.6%でしたが、一方で、クイーンズランド州はマイナス1.6%、ヴィクトリア州ではマイナス3.6%でした。
今回、プラス0.3%の僅かな上昇にとどまったのは、一戸建て販売が0.8%上昇したにもかかわらず、集合住宅が4.6%低下した為と市場関係者は見ています。
また、これまでの政府の景気刺激策が終了するに伴って、とくに若年層の初めて住宅を購入する意欲が落ちたことが伸び悩んだ理由の一つであるとするエコノミストもいます。
これに対し、BIS Shrapnelのシニア エコノミストのJason Anderson氏は、「新規の住宅購入意欲は確かに減退しているが、高所得者の住宅購入意欲がこれを相殺している。」とし、今後は、高所得者の住宅取得が市場を牽引するとの見通しを立てています。
総じて、多くの市場関係者は、足元の住宅販売は弱含みで推移すると予想するものの、引き続き住宅市場は堅調に推移すると捉えているようです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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