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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/29 06:56  | ユーロ/ドル |  コメント(0)

ユーロ/米ドル1229


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1.44ドル台に乗せるも引けにかけては売られる
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のEURは東京時間では1.43ドル台半ばで寄り付き(安値1.4353ドル)、1.43ドル台後半まで買われた後、揉み合いました。ロンドン時間では更に一段と買われてNYの寄り付きにその日の高値1.4413ドルまで値を上げました。しかしその後は売り物に押される展開となり、現在は1.43ドル台後半で取引されています。  

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の下限を下回っています(長期的に弱気)。中期の指標は弱気に転換したままです。目先の強弱を判断する線は1.4680ドルにあって上値を押さえ込んでいます(目先的に弱気)。価格的には1.44ドル台に乗せてきましたが、上値の重い展開となっています。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは、上図の青の線ように考えています。 これは11月下旬から始まったサイクルは、12月上旬の1.51ドル台でこのサイクルの高値をつけたという考え方で、この考えに従えば年末から来年初に向けてユーロはドルに対して売られることになります。 一方で、赤の線の可能性も出てきました。これは先週の1.42ドルでサイクルボトムをつけて、現在は新しいサイクル入りをしたことになります。この考えに従えば暫くは上値を試す展開となります。

ボラティリティ分析: 
先週については、20日間のボラティリティは低下傾向から横這いました。一方で、60日間のボラティリティも緩やかな低下傾向から横這いに転じてきました。 このことは、これまでの傾向(目先的に揉み合い、もしくはユーロ高)が暫く続く可能性を示唆しています。

3.今日の方針

基本的には、戻り売り姿勢です。

方針1:1.4380ドルで売っていたポジションを同値で買い戻しました。
方針2:年内の取引は控えます。
追撃ポイント:特に考えていません。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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