2012/01/11 06:18 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の住宅建築許可件数は8.4%上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2011年11月の住宅建築許可件数は、季節調整後で前月対比8.4%上昇しました(尚、民間部門の建築許可件数は4.8%の増加となっています)。事前のエコノミストの予想はプラス6.5%でしたので予想を大きく上回った形になっています。
それでも、前年と比べると住宅建築許可件は9,6%下落し、ビルの建築許可件数に至っては18.9%も下落したままです。
Moody’s AnalyticsのエコノミストMatthew Circosta氏は、「住宅市場は引き続き弱含みで推移しているが、11月のRBAによる政策金利の引き下げは住宅市場復活のきっかけになっており、12月にRBAが更に政策金利を引き下げたため、今後は、回復基調が一段と強く出るであろう」とコメントしています。
そもそも、2011年の豪の住宅市場に関しては国内外の投資家の大きな関心となっていました。 特に10月の住宅建築許可件数が10%も低下し、更に、これまで何十年に亘って上昇してきた豪の住宅価格が、2011年に初めて下落に転じたからです。 各主要都市の2011年11月の住宅価格は、1年間に比べて3.7%下落し、特に、西オーストラリアの州都パースとクイーンズランド州の州都ブリスベンの住宅価格の下落が著しくなっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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