2011/01/20 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(1)
地球が悲鳴を上げている!
地球規模の事を目先の出来事の延長線で議論したり、あるいは一時の感情で大局的な事をお話しするのは控えるべきことだとは、よく分かっているのですが、それにしても、今年の記録的な大雪に見舞われた日本から、これまた記録的な大洪水の被害のあったオーストラリアのクイーンズランド州に帰ってきて感じた事は、読者の皆様から頂いたコメントのように「地球が悲鳴を上げている!」ということでした。
気象学的には、今年は、ラニーニャ(太平洋は赤道あたりの海水の温度が低い状態)の影響で、ジェット 気流が南に蛇行して、北半球では寒気が南に下がり、南半球では、熱帯地方の気候が南に押し下げられ、 その為に、北半球では、日本、アメリカ、ヨーロッパ各地で大雪になり、 南半球では、オーストラリアやブラジルで、大洪水が発生しました。 確かに、今、オーストラリアでは夏ですので、気温は高いのは仕方ないとしても、通常はとても乾燥していて日陰はとても涼しいのですが、今日の日中の湿度は70%を越え、まるで日本の梅雨か、シンガポールの昼間の様な状態でした(とても蒸し暑い!)。 挙句に、夕方には、雷を伴ってバケツをひっくり返したような大雨が数時間に亘って降りました(実は、再び洪水の可能性が残っていたのです!)
最近、地球温暖化に関するデータの改竄問題や、地球温暖化を抑制する為の財源の確保の問題をめぐって先進国を中心にその取り組が及び腰になり、議論そのものまでが頓挫していますが、今回、大雪の日本から大洪水のオーストラリアに帰って来て、「やはり、地球温暖化は確実に進行し、地球温暖化の影響は、はっきりと私達の暮らしに影響を及ぼしてきている」と感じざるを得ませんでした。 こうした問題から目をそらすのは簡単です。だって、今日、明日の問題ではありませんから。 しかし、その先送りのツケ(コスト)は、指数関数的に上昇いる事も事実です。 「じゃあ、お前は何が出来るのか?!」 と自問した時、「電気のスイッチを小まめに切る」、「ゴミの分別をする」、「車はエコカーにする」等々、 それらは、とても大事なことですが、今回の大洪水の被害を目の当たりにして、「もう、そんなレベルでは、どうしようもないところまで来てしまっている!」気がしてならないのでした。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “地球が悲鳴を上げている!”
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二度と・・
人間を滅ぼさない・・
神様は・・その証・・契約に・・虹を・・
虹の証は・・随所に観られる・・
先日は・・二重虹を観た・・
にもかかわらず・・
神様が・・
デフォルト・・されるとすれぱ・・
キリスト境界のみに・・
と仏教徒は望みたい・・ささやかに・・・