Citi　グループのアナリストCraig Woolford氏は、「オーストラリアのクリスマス　セールの前哨戦は不調に終わったようである」と警告しています。
主な内容は、次の通り。

（１） 小売は１２月に入って顕著に低下傾向にある。　それは、デパートメント　ストア、　ディスカウント　ストア、電気製品販売において特に顕著に表れている。

（２） 小売業者の多くは、売り上げが前年比フラットからややマイナスに今年は直面している。

（３） ショッピング　センターの車の渋滞もさほどなく、一部の小売り専門店では既にディープ　ディスカウント（４０％　オフ）を始めている。

（４） 特に、去年２００８年のクリスマス　セールは政府の景気刺激策のおかげで異常に強かったせいもあり、今年の数字にその反動が出ている。

（５） コンピューターゲーム　ソフトの売り上げは１０％台の下落になった模様

（６） 小売売上は２０１０年前半にかけて弱含みの傾向を辿るであろう（政府の景気刺激策が２００９年中に終わる為）

とコメントしています。

一方で、オーストラリア小売協会は、「クリスマス後のバーゲンセールでは、売り上げが回復すると我々は確信している」とコメントし、強気の姿勢を崩していません。