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2011/01/14 06:03 | 昨日の出来事から | コメント(6)
豪、クイーンズランド州の大洪水
読者の皆様も報道でご存じかと思いますが、 昨年末のクリスマスの頃からクイーンズランド州を中心にした豪雨の影響で、今週に入ってクイーンズランド州の南東を流れるブリスベン川とその支流が氾濫し、州都ブリスベン市の土地の低いところが水没し、また、満潮に重なって川の水が溢れだし、市の主要道路のあちこちで冠水しました。
先月までは内陸部の鉱山を中心とした水害でしたが、今週に入って水害はあちこちの町を直撃し、推計で５０００戸以上の家が床上浸水し、多くの地域で長期間に亘って停電し、１９７４年の大水害以来、もしくはそれを越える大災害となりました。 何しろ、全人口が２２００万のオーストラリアにとって、推計５０００戸の床上浸水は、１億３千万の日本の規模に引き直せば、３万戸以上の家が床上浸水したことになり、そのインパクトの大きさがご理解いただけるのではないと思います。
かつての１９７４年の大洪水を受けて、水害を防ぐためにブリスベン川の上流２００ｋｍに作った巨大ダムの貯水率が２００％を越え、クイーンズラン州首相のアンナ ブライ首相は、「このままではダムが破壊されるか、そうさせない為に最悪で水位が更に７メートルも上昇させてしまう追加のダムの放流をするか」の決断を迫られる緊迫した状態に陥りました。 この時、彼女曰く「私には、ダムの水を追加放流させて更に川の水位をあげるような選択肢はない」と、ダムが破壊されても人命にかかわる追加放流はしないことを宣言ました。結局のところ、ダムは破壊されず、また、川の水位を更に上昇させる放流をせずに水位が下がり始めた為、最悪の事態は避けることが出来ましたが、将来、再びこうした事態になる可能性は残したままです。
私は、現在、日本にいて、電話で現地の様子を自宅マンションの管理人に尋ねたところ、「マンションは高台にあるので大丈夫だが、周りの土地の低い処や、川のそばの道路は冠水して、あちこちで通行止めになっており、この辺りは陸の孤島になっている」と、緊迫した声で話している様子を聞き、事態が相当深刻であることがよくわかりました。
私は、来週に、この大水害のあったブリスベンに帰る予定なのですが、果たして、無事、家に辿りつけるのかどうか今の処、分かりませんが、 今回の大災害の影響については、現地に帰ってから詳しく御報告させていただきます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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6 comments on “豪、クイーンズランド州の大洪水”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
環境が、地球が、悲鳴を上げている感じです。
経済以外でも、人類が、今までにない経験を数多くこれからするのでしょうか・・・。
大変な状況の中戻られるようで、気を付けてください。余裕がありましたら画像を含めての情報をお願いします。
「そうばには、かべってものがあるんだな。ボクには見えるんだ。どこかでかならずあたるんだな。そしてはねかえる。」そうです…
（なぜだか知らんが、無料サイトからしか投稿できん。なんで？）
あっちー＆こっちー様、
すみません、 それは何らかのシステムトラブルで、有料サイトからコメントできないということでしょうか？
状況を教えていただけると大変ありがたいです。
よろしくお願いします。
前橋
投稿内容に禁句が入っているのかと最初は思ってましたが、週初から、３回ダメでした。投稿すると、次の表示が。
Ｎｏｔ Ｆｏｕｎｄ
Ｔｈｅ ｒｅｑｕｅｓｔｅｄ ＵＲＬ ｗａｓ ｎｏｔ ｆｏｕｎｄ ｏｎ ｔｈｉｓ ｓｅｒｖｅｒ．
以下、今回試した投稿です。
コメントタイトル 「あー、アー、」
名前 あっちー＆こっちー
URL
コメント マイク、マイク、テスト中、ああーん、それじゃない〜♪
大変申し訳ございませんでした。
システム メンテナンスに連絡を取ったところ、 土日は担当者と連絡が取れず、来週月曜日に調べるとのことでした。
ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。
前橋 拝
大変な状況の中お帰りになられるようで心配しております。人や家畜に伝染病などの２次被害が出ないかも案じております。時期的に「アボリジニーの聖地にハヤブサのカプセルが着地」した当たりから大きな災害や天災が続いているようで、不安な世情に日本人のせいにされないかも心配です。北半球で分散している災害が、陸地が少ない分集中しているだけだろうとは思いますが、人の力でどうにもならないことに直面すると、何かにすがったり、とんでもないことに原因を求めたりしたくなるものですから。現地からのリポートをお待ちしています。