プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/20 16:35  | ユーロ/ドル |  コメント(0)

ユーロ/米ドル1221


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1.42ドル台の安値を試した後、切り返す
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

先週末のEURは1.43ドル台半ばで寄り付き、東京時間は買われて上値を試しました(高値1.4414ドル)。午後からロンドン時間にかけては同水準で揉み合いました。しかしNY時間に入って今度は売られて下値を試す展開となり、日付の替わる頃にその日の安値1.4259ドルまで値を下げました。引けにかけては1.43ドル台前半まで買い戻されて取引を終えています。

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の下限を下回ってきました(長期的に弱気)。中期の指標は弱気に転換してきています。目先の強弱を判断する線は1.4701ドルにあって上値を押さえ込んでいます(目先的に弱気)。価格的には可能チャンネルに沿って下値模索をしましたが、週末要因で引けにかけては買い戻されています。 しかし基本的な流れは変わりません。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは、上図のように考えています。 これは11月下旬から始まったサイクルは、12月上旬の1.51ドル台でこのサイクルの高値をつけたという考え方で、この考えに従えば年末から来年初に向けてユーロはドルに対して売られることになります。

ボラティリティ分析: 
先週については、20日間のボラティリティは緩やかな低下傾向を辿りました。 一方で、60日間のボラティリティは10%近辺で緩やかに上昇しています。 このことは、これまでの大幅下落から短いボラティリティ(値ブレ)は縮小傾向ながらも、現在のトレンド(この場合は下降トレンド)が継続することを示唆しています。

3.今日の方針

基本的には、戻り売り姿勢です。

方針1:1.4380ドルで売りました。 1.4280ドルで利益を確定しました。
方針2:戻り売りの目標は、1.4380ドルです。1.45ドルを越えてくるようであれば損切りします。
追撃ポイント:特に考えていません。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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