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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/18 07:21  | ユーロ/ドル |  コメント(0)

ユーロ/米ドル1218


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一時、1.43ドル近辺まで値を下げる
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のEURは1.45ドル台前半ばで寄り付き、東京時間は1.43ドル台後半まで売られて後、午後は同水準で揉み合いました。ロンドン時間も同様の展開が続きましたが、NYの寄り付きにかけてもう一段売られて1.43ドル台半ばまで値を下げました。 NY時間では買い戻される局面もありましたが、引けにかけて再び売られてその日の安値1.4302ドルをつけ、現在は1.43ドル台前半で取引されています。

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の下限を下回ってきました(長期的に弱気)。中期の指標は弱気に転換してきています。目先の強弱を判断する線は1.4736ドルにあって上値を押さえ込んでいます(目先的に弱気)。価格的には心理的な節目である1.45ドルを割ってきており、更なる下値模索の展開になってきました。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは、上図のように考えています。これは11月下旬から始まったサイクルは、12月上旬の1.51ドル台でこのサイクルの高値をつけたという考え方で、この考えに従えば、年末から来年初に向けてユーロはドルに対して売られることになります。

ボラティリティ分析: 
今週に入って、20日間のボラティリティは緩やかな低下傾向にあります。 一方で、60日間のボラティリティは10%近辺で横這っています。 このことは、短いボラティリティ(値ブレ)は縮小傾向ながらも、現在のトレンドが継続することを示唆しています。

3.今日の方針

1.45ドルを割ってきましたので、追撃の売りをしました。

方針1:1.4480ドルで追撃の売りをしました。1.4330ドルで利益を確定しました。
方針2:戻り売りの目標は、1.4380ドルです。1.45ドルを越えてくるようであれば損切りします。
追撃ポイント:新安値1.43ドルを切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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