2010/07/07 06:10 | 昨日の出来事から | コメント(2)
嗚呼(ああ)、ゆうBack!
実は、今、日本に一時帰国しています。 オーストラリアでは、毎日、シャワーで済ませていましたので、「日本に帰れば、まずは温泉へ!」と ある田舎の日帰り温泉施設に足を延ばしたのですが、そこのサウナでの会話を聞いて仰け反ったのでした。
「ほれ、あそこの村の OO さんなあ、 畑仕事の合間に郵便配達のアルバイトをしていたんだけど、今度、郵便局の正社員になれるらしい。 例の郵政改革法案で10万人の契約社員が正社員になれるとか何とかで、、、。 何でも局長さんと親しくて、局長さんがアルバイトでも契約社員としてうまく取り計ってくれて、正社員にしてもらえるそうな。」
それを聞いていた私は、 昔、田舎の叔父が農業(田んぼ)をしながら国鉄の「正社員」であった事を思い出し、「民営化した郵便局を実質国有化に戻すということは、こういう形になって目に見える形で現れるんだあ!」と暗澹たる気持ちになったのでした。
そこへ、日本郵政が今月から日通のペリカン便を吸収して新しい「ゆうぱっく」を始めたところ、遅配トラブル続出!と報道されていました。 理由は、旧日通の会社のシステムに慣れない為に遅れが出ているとのことでしたが、 ずいぶん前からこの日の為に準備しておきながら、そんなことは理由になりません! 例えば、金融機関が他の銀行を吸収して、合併初日にATMトラブルを起こそうものなら、金融庁から即、一発で「業務改善命令!」です。 なのに、今回の事態に対し、監督官庁の総務省は「現在、日本郵政から事情を聴いてその報告を待っている」との報道に呆れ果て、「ああ、既に身内の手ぬるい裁量行政が始まっている!」と吐き気を覚えたのでした。
以上の2つの出来事で分かった事は、
(1)郵便局は、今後は、昔の国鉄よろしく時代を逆行し、ハガキや手紙、それに郵便局の宅急便のサービスの質は、どんどん低下していきます。 なにしろ配送物は全てとは言いませんが、畑仕事の合間に行われるようになりますから。
(2)更に、郵便局長は、今後、ますます口利きや斡旋で力をつけていき、選挙に大きな影響力を持ち、政治家を動かし始めます(もう既に動かしているか、、、)。
だから、今後の「ゆうパック」は、時代に逆行していく「ゆうBack」なのです!
そして、悲しい事に、目前に迫った国政選挙でこうした流れに「NO!」との意思表示をしたくても、それをはっきり謳う政党がありません! こんなに新しい政党がたくさん出来たにもかかわらず!!
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “嗚呼(ああ)、ゆうBack!”
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名高い惨劇・・JR西日本福知山線事故・・
だが
利用者は知っている・・
あれは「宝塚線」だと・・
過日
大阪駅で福知山線を求めて・・彷徨い・・駅員から・・宝塚線と案内を指された・・
ベットタウンの三田や宝塚の利用者から・・ド・田舎の名が付いている線では・・イメージが悪い・・カッコイイ宝塚線にしてくれと・・要望・・要望は叶えられた・・
だが
大惨事が起きると・・
瞬時に戻った・・「福知山線」に・・決して「宝塚線」
とは・・報道されない・・裁量か(笑)?
都会のイメージが・・エゴが・・優先される一貫性・・
郵貯関係問題も・・同じではないのか・??
・・ふと思ってみるのも・・悪くない・・・
畑仕事の合間だろうが、なんだろうが、国内のおっさんに金が回るなら、また、それが田舎の飲み屋に流れ、・・・・。
それが内需ってもんではとも思いますが。