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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/12 14:29  | ユーロ/ドル |  コメント(0)

ユーロ/米ドル1214


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一時、1.46ドル割れ
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

先週末のEURは1.47ドル台前半で寄り付き、東京時間は同水準で揉み合いました。ロンドン時間からNY時間にかけては買われて上値を目指し、NYの早い時間帯にその日の高値1.4775ドルをつけました。しかし、その後は急落し、日付の替わった後にその日の安値1.4585ドルまで値を下げました。引けにかけては緩やかに買い戻されて1.46ドル台前半で取引を終えています。

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の下限を下回ってきました(長期的に弱気です)。中期の指標は弱気に転換してきています。目先の強弱を判断する線は1.4864ドルにあって上値を押さえ込んでいます(目先的に弱気)。価格的には長期的な節目である1.47ドルを大きく売られてきており、ユーロは一段の下げを模索しそうです。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは、上図のように考えています。これは11月下旬から始まったサイクルは、12月上旬の1.51ドル台でこのサイクルの高値をつけたという考え方で、この考えに従えば、年末から来年初に向けてユーロはドルに対して売られることになります。

ボラティリティ分析: 
先週は、20日間のボラティリティは急上昇した後、緩やかな上昇に変わってきました。一方で、60日間のボラティリティは引き続き緩やかに上昇しています。 このことは、現在の状況(ユーロ安トレンド)が、今後も継続することを示唆しています。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を損切り線として戻り売り姿勢です。

方針1:1.4770ドルで売りました。 1.46ドルで利益を確定しました。
方針2:戻り売りの目標は、1.4680ドルです。 1.48ドルを越えてくるようであれば損切りします。
追撃ポイント:新安値(1.4580ドル)を更新してくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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