2009/12/11 06:44 | ドル/円 | コメント(0)
米ドル/円1211
昨日のドルは88円近辺で寄り付き、東京時間では買われて上値を試し88円台半ばまで値を上げました。しかしすぐに売り物に押さえこまれ、午後は逆に売られて下値を試し、ロンドンの寄り付きにその日の安値87.72円をつけました。しかしロンドン時間では一貫して買われ、NYの寄り付きにその日の高値88.47円をつけました。引けにかけては揉み合う展開となり、現在は88円台前半で取引されています。
2.マーケット 分析
テクニカル分析:
長期的な指標は雲の下に位置しています(長期的に弱気)。中期的な指標は再び弱気に転換してきました。目先の強弱を判断する線が87.83円にあって昨日はこの水準を挟んだ動きとなりました(目先的に方向が定まらず)。価格的には、11月末以降形成していた上昇トレンドを壊して下値を試す形になっていますが、87円台では買い戻しが入って下支えされています。
サイクル分析:
30−40日サイクルは、これまでは上図のように考えています。11月下旬から始まった現在のサイクルは、先週の90円台でサイクル高値をつけ、今後は12月下旬にかけてドルの下値模索をする展開が予想されます。
ボラティリティ分析:
今週に入っても20日間のボラティリティは引き続き上昇を続けています。 また、60日間のボラティリティもこれを追随する形で緩やかに上昇しています。しかし、価格的には、円高、円安、そして再び円高と、方向性の出ない中、相場は乱高下をしています。ボラティリティが高くなって値幅が大きくなっていますので、狙いを定めてマーケットに入りたいと思います。
3.今日の方針
87.80円で売りましたが、目先の強弱を判断する線を越えてきていますので早めに手仕舞します。
方針1:利益確定の目標は87.30円ですが、88円近辺では手仕舞することも検討します。
方針2:中立です。
追撃ポイント:87円をしっかり切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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