2010/12/28 05:55 | 昨日の出来事から | コメント(0)
ヘッジ ファンド マンスリー(Hedge Fund Monthly) から
ヘッジ ファンド調査会社Eurekahedgeが発表した11月のヘッジ ファンドの結果は、10月対比プラス0.4%となり、これによって5カ月連続でプラスとなりました。 また、2010年1月から10月までの累計ベースのThe Eurekahedge Hedge Fund Indexはプラス7.72%となり、ベンチ マークであるMSCI World Indexは11月までの累計でプラス5.52%でした。
ヘッジ ファンド全体の資産残高は、新規の流入を含めてUS24.76Bnに対して、償還も含めた残高の減少はUS24.96bnとなり、ネットでUS−0.19bnでした。 また、 パフォーマンスによる資産の増加(儲けによる資産の増加)は、US6.05bnであったのに対し、パフォーマンスによる資産の減少(損による資産の低下)は、US8.41bnでした。これらを勘案した11月のネットの資産の増減は、−US2.55bnとなっています。
11月の特筆すべき出来事としては、ユーロのソブリンリスクの再燃から通貨としてのユーロがそれまでの上昇トレンドから一転して下落した事で損を被ったファンドが多かったようです。また、ギリシャやアイルランド、ポルトガル、スペインの国債の金利が上昇した(価格は下落)したことも、ファンドのパフォーマンスを下げました。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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