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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/10 06:26  | 豪ドル/ドル |  コメント(0)

豪ドル/米ドル1210


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一時、0.91ドル台回復するも引けにかけて売られる
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のAUDは0.90ドル台前半で寄り付き(安値0.9011ドル)、東京時間では、0.90ドル台半ばまで買われた後、揉み合いました。ロンドン時間では更に買われて上値を試し、NYの寄り付きにその日の高値0.9116ドルをつけました。その後、NYの引けにかけて、ほぼ一直線的に0.90ドル台前半まで売られて、現在も同水準で取引されています。

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の上限に位置しています(強気中立の境目)。中期の指標は再び中立に転換しています。目先の強弱を判断する線が0.9160ドルにあって、上値を押さえ込んでいます(目先的に弱気です)。 価格的には目先的に高値をつけて、11月下旬の安値0.89ドル台を試す展開になりそうです。

サイクル分析:  
30−40日サイクルはこれまでは上図の赤の線のように考えていましたが、青の線の可能性が出てきました。 この考えに従えば、11月末の0.8842ドルに始まった現在のサイクルは、12月上旬の0.93ドル台でサイクルの高値つけ、今後、12月下旬から1月上旬にかけて下値模索しそうです。

ボラティリティ分析:  
今週に入って20日間のボラティリティは一時的に上昇しましましたが、再び、横這いから下落傾向にあり、引き続き60日ボラティリティの水準より下回っています。このことは、これまで比較的高い水準で推移していた値幅が次第に縮小しつつことを意味しています。背景には、それまでの上昇相場から、ここ1カ月の間0.90ドルから0.92ドルを中心とした動きに終始したことが考えられます。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を損切り線として、戻り売り姿勢で臨みます。

方針1:0.9080ドルで売りました。0.9030ドルで利益確定をしました。
方針2:戻り売りの目標は、0.9080ドルです。0.92ドルを越えるようであれば損切りします。
追撃ポイント:0.90ドルをしっかり切ってくるようであれば、追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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