2010/06/29 06:06 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2011年度の新規住宅建築は、2010年対比−3%の見込み
昨日、HIA(オーストラリア住宅協会)が2011年度の新規住宅建築の見込みを発表し、それによりますと、2010年度はプラス20%の増加見込みであったのに対して、2011年度はマイナス3%にまで失速しそうであるとの見方を示しました。 また、最近の新規住宅建築件数も潜在的な需要である190,000戸数に対して、実績ベースは165,940戸と大幅に下回っていると指摘しています。
同協会のチーフ エコノミストHarley Dale氏は、
(1)今後10年間に、オーストラリアは過去10年の住宅件数よりも420,000戸多く住宅建築をしないと、潜在的な住宅需要に追い付かない。
(2)しかし、去年の新規住宅取得等の景気刺激策の終了や、去年10月以降の政策金利の引き上げに拠って、新規住宅需要は目先的に大きく落ち込み、一方で住宅改築あるいは賃貸に大きくシフトしている。 ちなみに2009年―2010年では、住宅改築(renovation)は7%増加し、今後2年間も約4%程度の増加を見込んでいる(ちなみに住宅改築市場は金額にして約AUD36bn)
とコメントしました。
オーストラリアでは、特に若い世代の新規住宅購入の需要が潜在的に大きく、経済成長のポテンシャルは引き続き高いようです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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