2009/12/06 19:20 | ユーロ/ドル | コメント(0)
ユーロ/米ドル1207
1.48ドル台前半に急落
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デイリー チャート
先週末のEURは1.50ドル台半ばで寄り付き、東京時間では暫く揉み合いました。午後は買われて上値を試し、ロンドンの寄り付きにその日の高値1.5091ドルをつけました。 その後は売り物に押されて再び1.50ドル台半ばの取引となりましたが、NY時間に入って雇用統計の数字を受けて1.49ドル台前半まで急落しました。その後も引けにかけて断続的に売られ、引け前にその日の安値1.4821ドルまで値を下げました。引けでは若干買い戻されて1.48ドル台半ばで取引を終えています。
2.チャート分析
テクニカル分析:
長期の指標は雲の上限まで値を下げてきました(強気と中立の境目)。中期の指標は再び中立に転換してしまいました。目先の強弱を判断する線は1.4884ドルにあって週末はこの水準を下回ってしまいました(目先的に弱気です)。価格的には心理的な節目である1.50ドルを維持できずに大きく売られ、仕切り直しの状態です。
サイクル分析:
30−40日サイクルは、上図の赤の線のように考えています。この考えは11月末の1.47ドル台でサイクルボトムをつけ、現在は新しいサイクル入りをし、このサイクルの高値を試すという考え方です。一方で先週末の値動きで、青の線の可能性も出てきました。これは既にこのサイクルの高値をつけたという考え方で、この考えに従えば年末に向けてユーロはドルに対して売られることになります。現時点では、まだ赤のサイクルの方が優勢と考えています。
ボラティリティ分析:
先週は20日間のボラティリティが週末にかけて急上昇し始めました。60日間のボラティリティもこれに追随する形で緩やかに上昇しています。 これまではユーロが上昇する形でボラティリティが上昇し、週末にかけてはユーロが急落する形で更にボラティリティが上昇しています。
3.今日の方針
目先の強弱を判断する線を挟んだ動きとなっており、方向が定まりません。
方針1:1.5030ドルで買いました。1.49ドルを切ってきましたので、損切りしました。
方針2:中立です。
追撃ポイント:特に考えていません。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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