2011/12/21 06:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBAの12月議事録から
昨日、今月に開催されたRBA理事会の議事録が公開されました。主な内容はい以下の通りです。
(1) 一部の豪経済(鉱山部門)は引き続き好調であるが、それを除く経済にはバラツキがある。
(2) 我々としては、11月に政策金利を引き下げた後、12月に更に政策金利を引き下げる必要があるかどうかの議論をした。 一部には、豪経済に改善の兆しが見え始めており、11月の政策金利の引き下げ効果を見極めるべきとの意見もあった。 その一方で、ヨーロッパの債務問題は、益々、事態が深刻化しており、こうした不確定要素は、いずれ豪経済にも悪影響を与える為、政策金利を引き下げるべきであるとの意見があった。
(3) (RBAの理事会がEU首脳会議の前に開催されていたことを踏まえて)我々としては、EU首脳会議で包括的な解決策を見出すことを期待する一方で、ヨーロッパ債務問題は、今後も長期に亘り取り組まなければならず、引き続き世界経済に悪影響を与える可能性が高いとの観点から、更なる政策金利の引き下げを決定した。
(4) 今回の決定で、目先的にはこれ以上の政策金利の引き下げを考えていないが、今後、ヨーロッパの債務問題が更に悪化し、豪経済が悪化するようであれば柔軟に対応する。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。