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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/12/01 06:46  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1201


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86円台を中心とした動き
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは86円台前半ばで寄り付き、東京時間では買われて上値を試した後(高値86.85円)、暫く揉み合いましたが午後からは逆に売られ、ロンドンの寄り付きにその日の安値85.85円まで値を下げました。 その後、NY時間にかけては86円台半ばまで買い戻された後は横這い状態となり、現在は86円台前半で取引されています。             

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標は雲を大きく下回っています(長期的には弱気)。中期的な指標は引き続き弱気を支持しています。目先の強弱を判断する線が88.56円にあって上値を抑えています。価格的には、先週に下ヒゲの長い十字線をつけて目先的に底打ち感が出ていましたが、昨日も上値の重い展開となっており、底打ちした事を確認できません。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上図のように考えています。 現在のサイクルは11月上旬の89円台から始まり、同じく11月上旬92円でサイクル高値をつけて、現在は11月下旬から12月上旬のサイクルボトムに向けて下値を模索中と考え、今、その時間に差し掛かってきています。

ボラティリティ分析: 
先週は、20日間のボラティリティが週末にかけて急上昇しています。また、60日間のボラティリティもこれを追随する形で上昇し始めています。このことは、現在の相場は新しいトレンド(ドル安)の中で値動きが加速していることを示しています。

3.今日の方針

サイクルのボトムの時間に来ていますので売りは慎重に。

方針1:戻り売りの目標は、86.80円です。88円を越えてくるようであれば損切りします。
方針2:中立です。
追撃ポイント:85円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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