プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/27 06:45  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1127


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14年振りの安値をつける
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは87円台前半で寄り付き、東京時間では買われて上値を試し、その日の高値87.48円をつけましたが、午後は急落してその日の安値86.28円をつけました(14年振りの安値)。その後は買い戻されて、ロンドンの寄り付きには87円近辺まで値を戻しましたが、NY時間にかけては、じり安の展開となり、現在は86円台半ばで取引されています。    

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標は雲を大きく下回っています(長期的には弱気)。中期的な指標は引き続き弱気を支持しています。目先の強弱を判断する線が89.30円にあって上値を抑えています。価格的には、14年振りの安値を更新する中、どこまで売られるかを試す展開となっています。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上図のように考えています。 現在のサイクルは11月上旬の89円台から始まり、同じく11月上旬92円でサイクル高値をつけて、現在は11月下旬から12月上旬のサイクルボトムに向けて下値を模索中と考えています。 

ボラティリティ分析: 
先週のデータがなく過去の傾向が判断し辛いのですが、今週に入って20日間のボラティリティは上昇傾向にあります。また、60日間のボラティリティも若干ですが、上昇し始めています。このことは、これまでのレンジ相場から新しい局面(ドル安か)に入ろうとしていることを示唆しているように思います。

3.今日の方針

サイクルボトムに向けて戻り売りです。

方針1:88.70円の売りを86.70円で利益を確定しました。
方針2:戻り売りの目標は、87.70円です。89円を越えてくるようであれば損切りします。
追撃ポイント:86円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

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