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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/25 06:56  | ユーロ/ドル |  コメント(0)

ユーロ/米ドル1125


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一時、1.49ドルを割れるも引けにかけては買い戻される
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のEURは1.48ドル後半で寄り付き、東京時間では1.49ドル台半ばまで売られた後、暫く揉み合いました。午後は売られて下値を試し、ロンドンの寄り付きにその日の安値1.4888ドルをつけましたが、NY時間にかけては大きく反発し、NY市場の早い時間帯のその日の高値1.4988ドルまで値を下げました。その後は、1.49ドル台前半まで売られる局面もありましたが、引けにかけて再び買い戻されて、現在は1.49ドル台後半の取引となっています。

2.チャート分析

テクニカル分析:   
長期の指標は雲の上限すれすれに位置しています(長期的に強気と中立の境目)。中期の指標は中立に転換しています。目先の強弱を判断する線は1.4842ドルにあって、相場を下支えしています。価格的には11月に入って1.48−1.50ドルの横這い状態が続いており、方向感がありません。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは上図のように考えています。これは11月上旬の1.4625ドルから始まり、11月中旬の1.50ドル台で高値を付けて、現在は11月下旬から12月上旬のサイクルボトムに向けて下値模索中であると考えています。

ボラティリティ分析: 
20日間のボラティリティも60日間のボラティリティも9%台後半とほぼ同じ水準で横這っています。このことは、引き続きこれまでのボラティリティ(値ブレ)を維持しながら引き続き揉み合い状態が続くことを意味しています。

3.今日の方針

方向感が定まらず中立ですが、1.50ドルを大きく越えてくると展開が変わってきますので注意が必要です。

方針1:中立です。
方針2:中立です。
追撃ポイント:1.50ドルを大きく越えてくるようであれば追撃の買いを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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