プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/12 06:48  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1112


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90円の上値が重い展開
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは89円台後半で寄り付き、東京時間は売られて下値を試しました。午後にその日の安値89.29円をつけましたが、その後は急速に値を戻し、ロンドンの寄り付きではその日の高値90.04円まで値を上げました。その後はNY時間にかけて89円台後半で揉み合う展開となり、現在も同水準で取引されています。    

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下限を挟んだ取引となっています(弱気と中立の境目)。中期的な指標は中立と強気の境目に位置しています。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって、昨日はまさしくこの水準で上値を押さえ込まれました。価格的には89円台前半の安値を11月の上旬と2度試した形になっており、これでダブルボトムを形成したかどうかに注目したいと思います。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上図の赤のように考えています(前回の安値89.20円を下回らないことが前提です)。この考えは10月下旬の92円台前半で高値をつけて、11月上旬の89円台でサイクルボトムをつけて新しいサイクル入りをしたとの見方で、暫くは上値を試す時間帯となりそうです。一方で、上図の青の線はまだボトムをつけていないとの考えです。

ボラティリティ分析: 
今週に入って20日間のボラティリティは急速に低下してきています。一方で60日間のボラティリティ引き続き緩やかな低下傾向にあります。このことは、目先出始めていた新しいトレンドが急速に失速してきていることを意味し、結局、現在の揉み合いの域を出ない可能性を示唆しています。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を下回ってきており、戻り売りが優勢になってきています。

方針1:目先の強弱を判断する線から離れた方につきます。
方針2:中立です。
追撃ポイント:前回安値の89円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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