昨日、オーストラリア統計局（ＡＢＳ）が、第３四半期の経常収支を発表し、前期のＡＵＤ５．４１ｂｎからＡＵＤ７．８３ｂｎの赤字と発表しました（事前の市場の予想はＡＵＤ６．７ｂｎの赤字を予想していました）。　尚、第２四半期の経常赤字はＡＵＤ５．６４ｂｎの赤字からＡＵＤ５．４１ｂｎに可能修正されています。

主な内訳としては、財とサービスが第２四半期のＡＵＤ１.４６ｂｎから第３四半期はＡＵD６８ｍｎの赤字に転落しています。また、この経常収支の赤字は、本日は発表される豪の第３四半期のＧＤＰを０．４％押し下げる事になります。　また、オーストラリアの海外債務は第２四半期のＡＵD６６６ｂｎから１％減少しています。

また、この日、発表された１０月の住宅及びアパートの新規建築着工許可件数は、季節調整後で９月対比９，３％増加しています（事前のエコノミストの予想はプラスの１．３％でしたので、予想以上に建築業界はしっかりしている事を裏付けました）。
内訳として、民間の１０月の新規建築許可件数は、季節調整後で１．５％増加しましたが、前年同月対比では１５．７％の下落となっています(前年は政府による景気刺激策があった為)。

そして、今日は何と言っても豪の第３四半期のＧＤＰが発表されますので、これに注目したいと思います。