2011/06/03 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、4月の個人消費、2年振りの高い水準
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が、発表した4月の小売売上高は、3月のAUD20.54bnから前月対比プラス1.1%増のAUD20.74bnでした(前年同月対比ではプラス3.3%)。 事前のエコノミストの予想ではプラス0.4%でしたので、予想以上に好調な数字となっています。 また、3月の小売売上高が、マイナス0.2%の後のプラス1.1%の増加は、単月の伸びとしては2年振りの高さとなっています。
RBC Capital Markets のシニアエコノミストの Su-Lin Ong氏は「豪ドル高、生活費の高騰、政策金利の更なる先高感がある中で、個人消費がこれだけ伸びているのは驚きである」とコメントしています。
またUBS のチーフ エコノミスト Scott Haslem氏は、「(これまで景気後退懸念を示す数字が続いていた後の今日の数字を受けて)久々に、豪景気が緩やかに拡大している事を示す数字であった」とコメントし、「来月も好調な数字あるならば、政策金利の引き上げは8月頃に行われるであろう」としています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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