ANZグループが公表した１０月の新聞およびインターネットの求人広告件数は９月に比べて１．７％下落したと発表しました。

主な内訳は以下の通り。

（１）1０月の全体の広告件数は季節調整後で週当たり平均１３３，７０９件となっており、９月に比べて１.７％下落し、前年同期比では４２．９％下落しています。
（２）同じくインターネットの広告件数は、１．８％下落しており、前年同月比４２．８％の下落となっています。
（３）また、同じく新聞の広告件数は、１．４％下落しており、前年同月比３３％の下落となっています。

ANZのチーフエコノミストのWarren Hogan氏は、

（１）今回の数字で、オーストラリアの経済が未だに不安定であることがはっきりした。
（２）実質的な広告件数は去年の景気サイクルのピーク期に比べて、引き続き半分以下に留まっている。
（３）RBAは、現在の景気回復が、まだ初期段階にあることを認識し、今回の数字を受けて今後の公定歩合の引き上げに慎重になるであろう。

同時にANZは、現在の失業率５．７％は、２０１０年半ばには、６．６％まで上昇するとの見通しを出しました（出た！出た！！　オーストラリア独特の極端にぶれるコメントが！）