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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/10 06:48  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1110


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90円を挟んだ動き
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは、東京時間では89円台後半で寄り付き、午前中は買われて90円台前半まで値を上げました。午後は揉み合いとなり、ロンドンの寄り付きにその日の高値90.28円をつけました。その後、NY時間にかけては逆に売られて下値を試し、日付の替わる頃に89円台後半まで売られましたが、引けにかけては買い戻されて、現在は90円近辺で取引されています。  

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下限を挟んだ取引となっています(弱気と中立の境目)。中期的な指標は中立と強気の境目に位置しています。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって、相場はこの水準を挟んだ動きとなっています。価格的には90円を挟んで神経質な展開となっており、方向感が見定めにくい状態です。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上図の赤のように考えています(前回の安値88円台を下回らないことが前提です)。この考えは10月下旬の92円台前半で高値をつけて、11月上旬の88円台でサイクルボトムをつけて新しいサイクル入りをしたとの見方で、暫くは上値を試す時間帯となりそうです。一方で、上図の青の線はまだボトムをつけていないとの考えです。

ボラティリティ分析: 
先週は20日間のボラティリティは週を通じて横這いから上昇気味に推移し、一方で60日間のボラティリティは週末にかけて10%近辺まで低下してきました。その後横這いながらも、このことは、過去のボラティリティが剥落してくる一方で目先のボラティリティが上昇し始めていることを意味し、膠着感のある相場が、どちらかに放れる可能性を示唆しています。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を挟んだ動きになっており、身動きがとれません。

方針1:目先の強弱を判断する線から離れた方につきます。
方針2:中立です。
追撃ポイント:89円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

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