2009/11/08 08:48 | ドル/円 | コメント(0)
米ドル/円1109
引けにかけて90円を割り込んでくる
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デイリー チャート
先週末のドルは、90円台後半で寄り付き、東京時間は90円台半ばで揉み合いました。ロンドン時間はじり高の展開となり、NY市場開の早い時間帯にその日の高値90.80円をつけました。しかし、その後は日付の替わる頃にかけて急落し、その日の安値89.60円まで値を下げました。引けにかけては買いも戻されて90円割れで取引を終えました。
2.マーケット 分析
テクニカル分析:
長期的な指標が雲の下限を挟んだ取引となっています(弱気と中立の境目)。中期的な指標は中立を支持しています。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって、相場はこの水準を再び割り込んできました(目先的に弱気)。価格的には90円を挟んで神経質な展開となっており、方向感が見定めにくい状態です。
サイクル分析:
30−40日サイクルは上図の赤のように考えています(前回の安値88円台を下回らないことが前提です)。この考えは10月下旬の92円台前半で高値をつけて、11月上旬の88円台でサイクルボトムをつけて新しいサイクル入りをしたとの見方で、暫くは上値を試す時間帯となりそうです。一方で、上図の青の線はまだボトムをつけていないとの考えです。
ボラティリティ分析:
先週は20日間のボラティリティは週を通じて横這いから上昇気味に推移し、一方で60日間のボラティリティは週末にかけて10%近辺まで低下してきました。その後横這いながらも、このことは、過去のボラティリティが剥落してくる一方で目先のボラティリティが上昇し始めていることを意味し、膠着感のある相場が、どちらかに放れる可能性を示唆しています。
3.今日の方針
目先の強弱を判断する線を下回ってきましたので、買いから入れません。
方針1:90.30円で買っていたポジションを90.80円で利益を確定しました。
方針2:中立です。
追撃ポイント:89円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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