プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/11/05 06:49  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1105


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引けにかけて、一時、91円台乗せ
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは、東京時間は90円台前半で寄り付いた後は売られてその日の安値90.04円をつけました。しかしすぐに買い戻され、午後からはロンドン時間にかけて上値を試す展開となりました。NYの寄り付きにその日の高値91.04円をつけた後は、NYの引けにかけて一時的に90円台半ばまで売られる局面もありましたが、現在は90円台後半の水準で取引されています。                 

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が雲の下限を挟んだ取引となっています(弱気と中立の境目)。中期的な指標は中立を支持しています。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって、相場はこの水準を越えてきました(目先的に強気)

サイクル分析: 
30−40日サイクルはこれまで上図の赤のように考えていましたが、時間的にボトムをつけた可能性が出てきました(上図の青の線)。この考えは10月下旬の92円台前半で高値をつけて、11月上旬の88円台でサイクルボトムをつけて新しいサイクル入りをしたとの見方で、暫くは上値を試す時間帯となりそうです。

ボラティリティ分析: 
先週は20日間のボラティリティが一時的に60日間のボラティリティを下回る局面もありましたが、週末にかけては再びこれを越えてきました。このことは、足元的にボラティリティが上昇してトレンドが出ようとしていることを意味しています(あるいは同じ水準で乱高下している可能性もあります)。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線を越えてきましたので、押し目買いの姿勢です。

方針1:押し目買いの目標は、90.30円です。89円を下回るようであれば損切りします。
方針2:中立です。
追撃ポイント:89円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

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