2011/05/27 05:29 | 昨日の出来事から | コメント(1)
RBA副総裁講演から
昨日、RBA副総裁 Ric Battellino氏がAnnual Stock Conference で講演し、「金利は世界的なインフレを退治する為に引き上げなければならない」と警戒感を表明しました。講演の主な内容は以下の通りです。
(1)今、世界経済が拡大するサイクルの中にあり、その環境下にあってはインフレ圧力が上昇する事は、ごく自然なことである。従って、政策金利もこれに合わせて上昇する事も自然なことである。
(2)我々は、鉱山資源や農業作物価格等のコモディティ価格が“バブル”であると考えていなし、この“バブル”と言う言葉は、非常に感情的で主観的な表現である。我々の分析に拠れば、現在のコモディティ価格は、ファンダメンタルズ的な需給を反映したものであると考えている。
(3)また、現在の世界経済は、非常に強いものであるという事に何の疑いの余地もない。
(4)銀行の貸し出しは、預金の増加に合わせる形で一ケタ台の増加で推移しており、1990年代のように、銀行間の市場取引で調達を増やして、貸し出しを増加さておらず、健全な状態である。
(5)現時点では、オーストラリアの銀行が2008年の金融危機以前の様な異常な貸出を行っているようには見えず、事前に危機を回避する為の銀行に対する監視体制や、市場ルールを変更する事は考えていない。
(6)(先日、格付け会社がオーストラリアの4大銀行の格付けを下げた事に関連して)、レーティング会社は、2008年のサブプライム ローン危機以降の世界的に銀行格付けをより厳しく見直す中で、オーストラリアの4大銀行が1ノッチ格下げされたものと認識している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “RBA副総裁講演から”
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なのか・?
講演なのか・?
判断は難しい・・
講演なら・・まず警告・・
金利を・・上げるぞ・・しかし・・どの程度・?
豪州は・・金利上昇競争のトップを切るか・?
いや・・そんな度胸は・?・
銀行が・・格下げだもんねぇ・・
だからやるか・・?
前橋さんの分析こそ・・値千金・・・