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2011/11/24 05:37  | 昨日の出来事から |  コメント(0)

豪、第3四半期の建築高は12.5%増加


昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2011年第3四半期の建築高は季節調整後で、2011年第2四半期のAUD42.19bnからAUD46.467bnに増加しました(率にして12.5%の増加)。事前の市場関係者の予想は、2%の増加でしたので、予想以上に建築関連が好調であったことを示しています。

内訳としては、ビルの建築高は、季節調整後で第2四半期のAUD19.03bnからAUD19.41bnに増加し、また、エンジニア関連の建築高は、第2四半期のAUD22.88bnからAUD28.03bnに大幅に増加しています。

また、地域別では、西オーストラリア州は増加し、 NSW(ニュー サウス ウエルズ州)はリバウンドし、ビクトリア州は底打ち、クイーンズランド州はフラット、南オーストラリア州は下落となっています。

UBSのシニア エコノミストGeorge Tharenou氏は「西オーストラリアの鉱山のエンジニア関連が、大きく寄与している。賃貸物件の建築が2年振りに増加に転じる一方で、居住用住宅の建築は更に低迷している。」とし、「今回の数字は、豪第3四半期のGDPの資本支出に大きく寄与し、ヨーロッパ経済の不透明感が高まる中、鉱山部門の投資ブームが引き続き好調であることを示している。」とコメントしています。

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