2011/05/26 06:02 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2011年第一四半期の建築着工はプラス0.7%増
昨日、オーストラリア統計局(ABS)が発表した2011年第一四半期の建築着工は、2010年第4四半期対比、プラス0.7%であったと発表しました(事前のエコノミストの予想はプラス1.4%でしたので予想を大きく下回りました)。
最近、世界経済に対する失速懸念から豪ドルが米ドルに対して売られています。 ANZのチーフ為替ストラティジストGrant Turley氏も「金融市場では、世界経済が近い将来に失速するのはないかと囃したて、特に為替市場では豪ドルの売り材料を探している向きがある」と指摘しています。
その一方で、一部のエコノミストの中には、いまだに6月にRBAが政策金利を引き上げる可能性を指摘する向きもあり、これ以上、豪ドルを売り込むことに警戒的です。
今日(26日)は、2011年第一四半期の設備投資と、RBA副総裁のスピーチが予定されています。特に、市場関係者は「RBA副総裁が6月の理事会に向けて何らかの示唆をするのではないか」と注目が集まっています(尚、2011〜2012年の設備投資に関する事前の市場の予想はAUD76bnです)。
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