プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/10/30 06:50  | ドル/円 |  コメント(0)

米ドル/円1030


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 90円を試した後、91円台まで買い戻される
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のドルは90円台後半で寄り付き、東京時間では売られて下値を試し、昼過ぎのその日の安値90.24円をつけ暫く揉み合いました。ロンドン時間では90円台後半まで買い戻されて再び横這いました。 NY時間に入ってからは更に一気に91円台まで買われ、その後も上値を試す展開となり、引け前にその日の高値91.58円をつけて現在も同水準で取引されています。

2.マーケット 分析

テクニカル分析:  
長期的な指標が再び雲の下限手前まで買い戻されています(弱気と中立の境目)。中期的な指標は中立です。目先の強弱を判断する線が90.15円にあって昨日はまさしくこの水準で下支えされました。価格的には下値を試したあと切り返しており目先的に小さな底打ち感が出ています。

サイクル分析: 
30−40日サイクルは上の図のように考えています。10月上旬の88円で新しいサイクル入りをし、どうやら今週の92円台でサイクル高値をつけたようです。この考えに従えば11月上旬にかけて下値を模索してサイクルボトムをつけると思われます。

ボラティリティ分析: 
今週に入って20日間のボラティリティは引き続き緩やかに上昇する一方で、60日間のボラティリティは10%近辺で横這っています。ボラティリティが上昇することでトレンドが出ることを期待しましたが、値振れだけが大きくなっただけで、方向性は見出せないままの状態が続いています。

3.今日の方針

目先の強弱を判断する線のある90円を維持できるかどうかに注目し、サイクルのボトムも同時につけた可能性についても注目したいと思います。

方針1:中立です。
方針2:中立です。
追撃ポイント:90円を切ってくるようであれば追撃の売りを検討します。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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