2019/12/12 06:02 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月の消費者信頼感指数は前月比1.9%下落
昨日、民間のWestpacが発表した2019年12月の豪の消費者信頼感指数は前月比1.9%下落して、95.1ポイントでした。また、NABが発表した11月のビジネス信頼感指数は2ポイント下落してゼロでした。
今回の数字は、RBAが7月以降、3回に亘り政策金利を引き下げ、豪政府が7,7bnの所得税減税を行ったにも関わらず、消費者、経営者共に今後の景気に対して悲観的であることを示しています。
Westpacのチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 消費者信頼感指数が悪いのは、第3四半期のGDPの消費支出の弱さを反映しており、第4四半期においても消費が悪化している事は明白である。
(2) 更に、驚いたことに、RBAによる政策金利の引き下げを、消費者は却って悲観的に捉えている点である(よほど景気が悪いのではないかと懸念している)。
(3) また、サブ インデックスである(電気製品やテレビなどの高額な)家庭用品を買う時期に関するサーベイでは2.1%下落して115.4ポイントとなり、過去の平均値である127ポイントを大きく下回っている。
(4) 更に、雇用に対する不安を示す指数では、2年半ぶりの高い水準になり、労働者は失業率が今後も上昇すると心配している。このことは、今後1年以上に亘り、雇用が減少し、失業率が上昇することを示唆している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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