2019/12/06 05:50 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、10月の小売売上高は前月比変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した、2019年10月の小売売上は、2019年9月の前月比+02%に対し、「前月比変わらず」でした。 事前の市場関係者の予想は前月比+0.3%でしたので予想よりも悪い数字となっています。
内訳としては、外食が+0.4%で、食料品の売り上げが+0.1%でしたが、衣料品やデパートのカテゴリーの売り上げが0.8%減少し、家庭用品の売り上げも0.2%減少しています。また、その他の薬品や書籍などの売り上げは前月比フラットでした。
地域別では、ビクトリア州が-0.4%で、NSWが-0.2%、南オーストラリア州が-0,5%でした。 一方で、クイーンズランド州は+0.4%となっています。
NAB のエコノミスト Kaixin Owyong氏は「今回の失望させる数字から、消費者には引き続き消費を控える圧力がかかっている」とし、「今回の数字から第4四半期のGDPは、悪いスタートとなってしまった」をコメントしています。
また、これとは別にABSが発表した貿易統計は、9月のAUD7.2bnの貿易黒字から、10月はAUD4.5bnの黒字に減少しました。事前の市場関係者の予想はAUD6.5bnの黒字でしたので、予想ほど黒字幅は大きくありませんでした。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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