2019/12/04 06:03 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、現行政策金利0.75%の据え置きを決定しました。事前の市場関係者の予想も据え置きでしたので予想通りの結果となっています。 理事会後のRBA総裁Philip Lowe氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 今年引き下げた政策金利は、中長期的に豪の労働市場の完全雇用、賃金の上昇、そして目標とするインフレ率の達成の為に寄与する。
(2) また、一連の政策金利の引き下げによって豪ドル安となり、産業の輸出を促進し、資産価格の上昇を下支えする。それによって、これまで低迷していた建築産業も含めた支出が増加することに貢献する。
(3) 更に、住宅ローン金利の低下によって金利支払いが減少することで家計の可処分所得が増加し、家計支出の増加を押し上げるであろう。以上のことから、現行政策金利を維持し、今後の経済活動を注視する。特に労働市場の動向に注目している。
(4) 現状は、引き続き、金融緩和基調の中にある。従って、労働市場の完全雇用とインフレ率達成の為に必要と判断すれば、一層の政策金利を引き下げる用意がある。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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