2019/11/12 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、2020年には量的緩和へ?!
昨日、JPモルガンが、今後のRBAの金融政策についてレポートを発表しました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 現在のRBAの金融緩和政策である政策金利の引き下げだけでは、RBAが目標とする完全雇用(失業率4.5%以下)、中期的なインフレ率2%を達成する事は困難であろう。
(2) RBAは、2020年2月までに現在の政策金利0.75%から更に0.25%引き下げて0.5%にするであろう。その後、RBAは2020年第4四半期までに量的緩和政策と取るであろう。
(3) その際、RBAは豪国債を市場から35bn~50bn買い上げることを発表し、この政策を長期に亘り継続することを発表することで金融緩和の実効性を高めるであろう。
(4) 更に、緩和効果を一層インパクトのあるものにするために、政府による財政出動(インフラ投資と減税)をパッケージにするであろう。しかし、政府がこうした財政出動を行わない場合には、RBAは量的緩和政策を取らないであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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