2019/10/23 04:53 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、2020年には量的緩和へ?!
昨日、Westpacの有名なチーフ エコノミストBill Evans氏が、今後の豪の経済見通しについて発言しました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 今後、RBAが期待するような完全雇用や目標とするインフレ率の達成に十分な確信が得られないようであれば、政策金利を0.5%まで引き下げた後は資産購入などの量的緩和を行う可能性がある。
(2) 我々の見通しでは、RBAは現在の政策金利0.75%を12月と来年2月に引き下げることを見込んでいるが、政策金利を0.5%引き下げた後は、更に政策金利を引き下げる選択肢を以外に、国債などの資産購入による量的緩和の政策を取り可能性がある。RBAは、量的緩和を政策金利がゼロ金利よりも高い水準で行う方が、金融緩和効果が大きいと考えているようである。
(3) 現在、RBAが採用している金融政策モデルによれば、政策金利を0.5%の引き下げた後、目標とする金融政策を達成する為には、少なくとも2~3年は超低金利政策を維持する必要がある。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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