プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/10/29 06:48  | 豪ドル/円 |  コメント(0)

豪ドル/円1029


=======================================
81円台前半まで大きく売られる
=======================================
デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のAUDは84円台前半で寄り付き、東京時間では83円台後半まで売られた後、暫く揉み合いました。午後は再び売られて83円台前半まで値段を切り下げました。更にロンドン時間からNY時間にかけて断続的に売られる展開となり、日付の替わった後にその日の安値81.20円まで値を下げました。現在は若干買い戻されて81円台半ばで取引されています。       

2.チャート分析

テクニカル分析:    
長期の指標は雲の上に位置しています(長期的に強気)。 中期の指標も強気転換しています。目先の強弱を判断する線が80.79円にあって、相場を下支えしています。価格的には85円台を試した後、大きく売られて下値模索の状態です。また、これまで形成してきた上昇トレンドが壊れてきています(上図をご参照ください)。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは上図のように考えています。10月上旬の77円から新しいサイクル入りをし、先週の85円台でサイクル高値を形成し、11月上旬にかけてサイクルボトムを模索する時間帯に入っているようです。

ボラティリティ分析: 
今週に入って20日間のボラティリティと60日間のボラティリティは、ほぼ同一線上にありながら、共に緩やかに低下しています。このことは、これまでのトレンド(豪ドルの上昇相場)が、次第に失速してきていることを意味しています。

2.今日の方針

目先の強弱を判断する線80.79円を維持できるかどうかに注目したいと思います。

方針1:80.79円を下回ってくるようであれば、基本方針を戻り売りに転換します。
方針2:中立です。
追撃ポイント:特に考えていません。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。

当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。

コメントを書く

* が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。