2019/09/27 05:29 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪の銀行、来週の理事会を前に預金金利引き下げ
民間の銀行リサーチ会社 RateCityによれば、来週に開催されるRBA定例理事会を前に、豪の市中銀行の多くが既に預金金利を引き下げ始めています。過去2週間に、豪主要銀行ANZ、Westpac、AMP,INGは預金金利を0.25%引き下げ、中小も含めると20近い銀行が預金金利を引き下げました。平均的な預金金利は、5月の時点では1.57%でしたが、今週の水曜日時点では1.1%と6月と7月の政策金利の引き下げ以上に預金金利が低下しています。
RateCity のリサーチ ディレクター Sally Tindal氏は
(1) 最近、豪の商業銀行がRBAの政策金利引き下げ決定を先回りして預金金利を引き下げ始めているのは非常に興味深い。
(2) 超低金利の環境の中で、預金金利の引き下げ余地はあまりない。こうした中、最近の銀行の動きが通常では考えられないような行動で出ている。
短期金利先物市場では、来週のRBA定例理事会で政策金利0.25%の約80%を織り込む水準で取引されています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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