2019/09/20 05:34 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の失業率は5.3%に上昇
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の8月の失業率は、前月の5.2%から0.1%上昇して5.3%でした。内訳としては、正規雇用が15,500人増加した一方で、非正規雇用が50,000人減少しています。また、ABSは、「自分の希望していない職種で働いている労働者及び自分の希望する労働時間を働くことの出来ない労働者の割合は、前月の8.4%から8.6%に上昇した」と発表しています
これを受けて、Commonwealth Bank のチーフ エコノミストGareth Aird氏は「今日の数字の発表前は、10月の政策金利の引き下げを50%織り込む水準で短期金利先物市場では取引されていたが、発表後は政策金利の引き下げを70%織り込む水準で取引されている」と指摘し、「我々としては11月に政策金利の引き下げを見込んでいたが、10月の引き下げが現実味を帯びてきている」と述べています。
また、Capital Economics のアナリストBen Udy氏も
(1) RBAは、今日の数字に失望したに違いない。これを受けてRBAは来月早々に政策金利を0.25%引き下げであろう。
(2) もし年末までに失業率が5.4%に上昇し、経済が更に失速するようであれば、RBAは来年の早い時期に政策金利を更に0.25%引き下げて政策金利を0.5%にするであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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