2019/08/21 05:37 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、8月6日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。その主な内容は以下の通りです。
(1) メンバーの一人は「今後、豪経済を一層下支え、インフレ率を目標水準まで上昇させる必要が生じた際には、一段の金融緩和を考慮するであろう」と述べた。
(2) 現在得られる情報からは、豪経済が今後一層拡大し、労働市場において完全雇用に向かって改善するかどうかを見極める事が妥当である。
(3) 海外要因では、米中通商交渉の動向が懸念材料となり、世界経済に不透明感を与え、更に世界を失速させる可能性がある。政治の不透明さが世界の多くの経済の投資を抑制させている。
これを受けてJP Morgan のチーフ エコノミストSally Auld氏は「RBAは、今後出てくる経済指標を見乍ら、現在の金融政策を安定的に運営することを望んでいる」とし、「我々としては、RBAは2019年末までは現行政策金利を維持し、2020年の2月と5月それぞれ政策金利0.25%を引き下げると予想している」とコメントしています。
尚、短期金利先物市場では、10月に政策金利0.25%引き下げの75%を織り込む水準で取引されています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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