2019/07/05 05:15 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の小売売上高は+0.1%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した5月の小売売上高は前月までの下落傾向から前月比+0.1%とリバウンドしました。背景には政策金利の引き下げ期待が高まっていたことがあります。尚、事前の市場関係者の予想は+0.2%でしたので予想を若干下回った形になっています。内訳としては、家庭用品の売り上げが0.5%増加しましたが、衣料、アクセサリー、靴などの売り上げが0.2%下落しています。
地域別では、ビクトリア州、西オーストラリア州、首都、ノーザンテリトリーでは売り上げが増加しましたが、その他の地域では売り上げが下落し、特に、シドニーのあるNSWでは前月比-0.1%と振るいませんでした。尚、売り上げ全体に対するオンライン売り上げの割合は、4月の5.7%から6.2%に増加しています。
また、この日に発表された2~5月期の求職者空職率(求人をしても人材を確保できなかった割合)は、前月比1.1%下落し、労働市場に緩みが出始めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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