2019/07/02 05:27 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月の製造業PMIは3.3ポイント下落
昨日、民間のAi グループが発表した豪の6月の製造業PMIは前月比3.3ポイント下落して49.4ポイントとなり、2016年8月以来33か月ぶりに景況感の分かれ目である50ポイントを割り込みました。今回の数字では政府が景気下支えの為に財政支出をしたにもかかわらず、建築、機械産業の低迷を押し上げるまでには至りませんでした。また、小売りPMIは2.8ポイント下落して49.6ポイントとなり、今年初めて景況感の分かれ目である50ポイントを下回りました。
Aiグループは
(1) 設備建築関連の企業では政府からの需要が強かったとの回答があったが、住宅関連の建築は更に悪化していると答える企業が多かった。
(2) 鉱山関連の機械や防衛に関する需要を除いて重工業関連は引き続き弱い。
(3) 小売りに関しては、衣料、靴、印刷業で悪化している。更に家庭用品の支出が下落し、その回復の目途が立たず、今後数か月に亘り小売りPMIは更に悪化することが予想される。
(4) また、今回は、特に前回の総選挙で再選した保守連合政権への期待があったが、これが剥落して悪化した要因もある。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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