2019/06/18 05:34 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、シドニーの住宅市場に底入れ感?!
昨日、民間の住宅リサーチ会社CoreLogic’sが発表した先週のシドニーの住宅市場のオークション結果は、522件のオークションに対し、成約率は74.%と2017年4月以来の高い水準となりました。 豪のオークション市場の好調不調の境目は成約率70%と言われ、先週のオークションは久々にいい結果となっています。 ちなみに、前年の同じ週のオークションは708件のオークションに対して成約率は49.4%でした。
今回の好調なオークションについてCoreLogic’s のコメンテーターKevin Brogan氏は
(1) 先週の入札結果は極めて好調であったと言える。背景には、今月にRBAが政策金利を引き下げたことで、投資家の心理が好転した事がある。金利水準が下がったことで、投資家の目標利回りが下がった上に、借り入れ金利も低下した事で金利負担が減り、住宅購入環境が改善した。
(2) また、昨年来の住宅市場の調整局面を経て、買い手と売り手の希望価格の乖離がかなり修正されてきたことも大きい。
(3) しかし、シドニー以外の都市ではオークション結果は低調で、メルボルンで67.9%、アデレードで54.5%、ブリスベンで47.1%となっており、まだ本格的な住宅市場の底入れにはなっていない。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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