2019/06/04 05:17 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月の住宅価格は前月比-0.4%
昨日、民間の住宅リサーチ会社Corelogicが発表した5月の豪の住宅に関するCoreLogic’s home value indexは、前月比-0.4%と今年に入って最も下げ幅が減少しました。
CoreLogic のリサーチ ヘッドTim Lawless氏は
(1) 今回の調査は5月の総選挙前に行われたものであるが、豪の住宅市場の下落に歯止めがかかり始めていることが窺える。背景には、金融監督庁の銀行に対する厳しい貸し出し姿勢が緩んできていることがある。
(2) また、昨年以降の住宅市場の調整によって、住宅価格と買い手の希望価格とのギャップが埋まりつつあることがある。シドニーとメルボルンの5月の下落幅はそれぞれ前月比0.5%と0.3%であり、2018年3月以降、住宅が下落に転じて以来、最も下げ幅が小さいことからもわかる。
(3) だからと言って豪の住宅市場が直ちに底打ちをし、その後は反発すると期待するのは時期尚早である。暫くは緩やかな下落傾向が続くであろう。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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