2019/05/30 05:35 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、年末にかけて政策金利0.75%引き下げ?!
昨日、民間のJPMorganが経済レポートを発表しました。
その中で、JPMorgan のオーストラリア経済担当チーフ Sally Auld氏は
(1) RBAは今年の9月まで政策金利0.25%を2回引き下げ、2020年央にかけては更に0.5%引き下げて、現在の政策金利1.5%から0.5%まで下がるであろう。
(2) 現在のコア インフレが低下傾向にある事、更には失業率が上昇傾向ある豪経済をこれ以上悪化させないために政策金利0.5%を引き下げる必要があり、更に、RBAが目標とするインフレ率2%と失業率を5%以下にするために、更に0.5%の引き下げが必要とあるであろう。
(3) 世界経済が失速する局面では、RBAはより積極的に政策金利を引き下げる必要があり、市場が織り込んでいる0.75%の政策金利引き下げよりも寧ろ1%の引き下げの可能性の方が高い。
市場では、来週の6月4日のRBA定例理事会では政策金利0.25%の引き下げを100%織り込む水準で取引されており、短期金利先物市場では年末まで0.75%の政策金利の85%を織り込む水準で取引されています。
尚、先週には、Westpacのチーフ エコノミストBill Evans氏が「年末までにRBAは0.75%の政策金利の引き下げをするであろう」と発表したばかりでした。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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