2019/05/14 05:32 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、3月の住宅ローン認可件数は-2.5%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した3月の豪の住宅ローン認可件数は、季節調整後で前月比2.5%減少しました。事前の市場関係者の予想は-0.5%でしたので予想よりも悪い結果となっています。
内訳としては、新規住宅購入の為のローンが0.1%減少し。中古建て住宅向けのローンが4.7%減少しています。 また、一件当たりの平均的な住宅ローンの金額は前月比3.3%減少しました。
豪の住宅市場は引き続き下落傾向が続き、市場関係者は2020年頃まで続くと見ています。背景には、金融監督庁とRBAが銀行の安易な住宅ローン貸し出しを厳しく監視していることに加え、銀行も担保価値の下落を警戒して貸し出しに慎重になっていることがあります。
尚、今月始めのRBAの定例理事会の前の時点では、市場は政策金利の引き下げをほぼ織り込んだ水準で取引されていましたが、RBAが政策金利を維持した事で、短期金利市場では政策金利の引き下げは暫くないとの見通しが広がり、6月短期先物市場では政策金利の引き下げの30%を織り込む水準で取引されています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。