2019/05/10 05:43 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2019年第1四半期の主要産業の雇用は14万人減
昨日、民間のJPMorganは2019年第1四半期の豪の主要産業の雇用に関するレポートを発表しました。その主な内容は以下の通りです。
(1) 2019年第1四半期の豪の主要産業(製造業、建設、小売り各セクター)の雇用は14万人減少した模様である。
(2) 今回の雇用の減少は急激であるが、我々としてはそれほど驚きを持っていない。特に、建築着工許可件数の減少や住宅建築の冷え込みに合わせてこれに関連する雇用も減少するのは当然だからである。
(3) 引き続き労働市場全体では堅調さを維持しているが、労働市場の需給に緩みが出始めており、労働市場の景気循環として下降傾向に入りつつある。
(4) 2018年の労働市場の好調さは主に公共部門を中心とした雇用の増加であり、その一方で民間の労働需給は2018年を通じて下落傾向にあった。我々としては、豪の失業率は2019年末にかけて5.5%程度まで上昇すると予想している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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