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株価が上昇し続けている間は気にもならなかった様々な懸念が、株価の頭が重くなり回転商いもうまくいかなくなってくると、懸念はたちまち頭をもたげてくる。上がるから買う、買うから上がる相場に熱狂していた投資家が現実に目覚めはじめるのである。 買うから上がる、上がるから買うという相場では、株を買うというよりは株価を買う動きが強まり、時として「石が浮かんで木の葉が沈む」ような相場になることが多い。 今回も小型株の一部や銀行、証券株が思わぬ急騰を演じたが、買いが止まると急落しているのはこうした動きだったのではないだろうか。改めて現実を直視すると懸念材料も結構多い。国会ではイラクや金融システム、道路…
[ 2003/11/21 00:00 ] コメント(0)
今回の選挙はまことに日本的な結果で終わったといえるだろう。世界的な大変化のなかでなかなか変われない日本を憂いつつも、さりとて急激な改革も困る。取り敢えずはいまの与党の掛け声だけの改革に委ねるにしても、さりとて小泉改革路線を丸投げで支持するのも不安が残る。与党に緊張感をもたせるためには民主党にも頑張って貰わねば、といった国民感情がもろに反映された結果となった。 折りしも国民の生活設計上最も重要な基盤である国や地方の財政、年金及び保険などの社会システムは破綻に瀕しつつあり、改革不可欠であるというコンセンサスは日増しに高くなっている。この民意を受けて全ての候補者が「改革」や「マニフェスト」を口…
[ 2003/11/18 00:00 ] コメント(0)
タクシーで国会周辺を通りかかったら、運転手さんが選挙が終わったら帰ってこれない人も多いのでしょうねとつぶやいていた。 人生に競争はつきもの、政治も市場も似たようなものだなあと、つい考え込んでしまった。相場が熱狂した後も同様で、主役を演じていた投資家のなかには市場に戻れなくなった人も多いし、証券マンのなかにも兜町から追い出された人もいた。 初めは慎重で謙虚だった人が、いつの間にか傲慢になり自分が市場を動かしているような錯覚や、株の名人ではないかと自惚れると、市場は手酷くしっぺ返しをするからである。その意味で10月25日の500円を越える急落はいい警鐘だったのではないだろうか。小型株のな…
[ 2003/11/10 00:00 ] コメント(0)
よく「夜明け前がいちばん暗い」と言われるが、直近の米誌「ニューズウィーク」が「午前5時の日本経済」という記事を載せ、このまますんなり夜が明けるのか、それとも視界は暗いままなのかと、強弱半々の書き方をしている。今回の不況の特長は昔のそれと大きく異なり、職に就いている人・年金など収入のある人、もともと金のある人にとってはむしろ有難い不況なのだが、それ以外の人には極めて厳しい状況となっていることである。インフレ下の不況ならたとえ失業しても、しばらくは売り喰いも可能だがデフレ下ではそうはいかない。失業して持ち家を手放すとすればむしろローン残債が残る、売り喰いは出来ないのでたちまち路頭に迷い、そこにつけ…
[ 2003/10/31 00:00 ] コメント(0)
株式市場は本年4月末から9月中旬までの4ヵ月半、週にして21週間上昇を続け一時は1万1,000円を回復するという目覚しい上昇となった。 この間日経平均は7,607円から11,033円まで45%上昇し、ドル換算での上昇率は55%となって米国のナスダックの上昇率50%をも上回った。いち早く日本株を買ってきた外国勢には笑いが止まらないであろう。 この上昇が日本経済のセンチメントを好転させた影響は大きく、春ごろまで日本を覆っていた悲観論は後退し、実体経済のいたるところに好転の兆しが出はじめている。それも当然であり一時は220兆円まで減っていた株式の時価総額が、この間に100兆円以上も増加し3…
[ 2003/10/17 00:00 ] コメント(0)
株式市場に活気が戻ってくると、個人投資家も元気になってくる。当初は疑心暗鬼で何故株が上がるのか、何れまたぽしゃるのではと半信半疑だった多くの投資家も、所得も人口も減るし年金も将来危なさそうだ、ここは自力で増やすためにも株式投資を考えようと動き始めている。 講演などで各地を回っているが、どこも大入り満員で1年前とは大違いとなっているのがその好例だろう。 さて、その投資家の声として最近よく聞くのが、このごろは証券マンがさっぱり株の話しをしてくれないという不満である。 本人は株を買いたいのに「株はリスクがありますから外債はどうですか」という証券マンも少なからずいるらしい。 過去13年…
[ 2003/10/09 00:00 ] コメント(0)
ひと波乱あるかと期待された自民党の総裁選も、いざとなったら寝返りや面従腹背、何がなんでも自分の選挙が政策より大事という政治家が輩出し、小泉再選が呆気無く決まってしまった。その後の人事を見ても選挙目当てがみえみえであり、安部幹事長や谷垣財務相、中川経産相などは頷けるものもあるが、その他の閣僚を見ると昔とは異なる派閥人事のように思えてならない。 昔は「末は博士か大臣か」と、大臣になることは子供たちの夢だったのだが、こうも軽量な大臣たちをみていると、子供たちの元気まで失ってしまいそうだ。うまく泳げば誰でも大臣になれる内閣に思えて仕方がないのである。 そんな政治の姿を見れば、本来なら円は売…
[ 2003/10/02 00:00 ] コメント(0)
テレビ東京「モーニング サテライト」(テレビ大阪、テレビ愛知)の槙アナウンサーに、今年の年初に放映した「三原淳雄の10大サプライズ2003年版」の復習をしたらどうかとのアドバイスを受け、改めて10大サプライズを取り出してみた。 「フセイン亡命」「米京都議定書調印」「原油価格25ドル割れ」など全く的外れのものもあるが、我ながら驚いたのは「日経平均1万2千円」「NYダウ11000ドル、ナスダック2000ポイント」「個人投資家復権、キャピタルフライト(海外への投資)20兆円」など、当時としてはかなり思い切って予想したつもりが、意外にも当りそうになってきたことである。 年初の雰囲気は決して明る…
[ 2003/09/19 00:00 ] コメント(0)
少子高齢化の進行で人口は減少に向かう、デフレの定着で月給などの所得も増えないし年金も減る。企業のリストラ強化で職を得るのも難しい。おまけに低金利で預貯金にしているだけでは利息もつかない。つまり「増やす」という強い意志がなければ増えなくなった時代になったと言えるだろう。 「増やす」と「増える」は大きく異なる。かつて高度成長を誇った当時の日本なら、さして増やす努力をせずとも、所得は毎年上がったし株や住宅などの資産価値も上昇した。 稼ぎも資産も増えた何とも有難い時代が日本にもあったのだが、いまはそうはいかない。人口が減少していけば国内の総需要は減少するので、売上げや消費も増えるよりは減る方…
[ 2003/09/11 00:00 ] コメント(0)
日本の国内にいるとつい変化の兆しを見落としがちになるが、外国の日本を見る目はこのところいい方向へと変わりつつあるようだ。日本経済全体を見れば、まだ金融システム不安は残っているし、不良債権の処理も道遠しだから、とても強気にはなれないだろうが、個別の企業には頑張っている企業が目立はじめた。外国の投資家はそこに変化の兆しを見出し、日本株買いの根拠にしているフシがある。事実アメリカの経済専門誌でも日本企業の変貌を評価している記事が増えつつある。フォーチューン誌は例年「世界の500社」という特集を組むが、その500社に取り上げられている日本企業の健闘ぶりは注目に値するだろう。 日本企業で上値100…
[ 2003/09/04 00:00 ] コメント(0)
三原淳雄言いたい放題
略 歴 1937年 大分県出身(満州国生まれ) 1955年 県立大分舞鶴高校卒業 1959年 九州大学経済学部卒業 1959年 日興證券入社 1970年 ノースウエスタン大学経営大学院留学(企業派遣) 1971年 スイス銀行チューリッヒ支店勤務(日興證券から) 1972年 日興證券ニューヨーク支店勤務 1974年 日興證券ロスアンジェルス支店長 1976年 日興證券退社 1980年 三原淳雄事務所(株式会社 インパルス)設立 経済評論家として活動を開始する 1999年 東証ペンクラブより永年証券界の為に尽くした功績により東証ペン文化賞で表彰される 2011年 2月8日、急性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去。73歳没 役 職 社団法人 日本商品投資販売業協会 理事 東海東京調査センター 理事 日本IFA協会(NPO)理事長 大阪経済大学大学院 客員教授
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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