2018/07/20 05:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、6月の新規雇用者数は5万人増
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した6月の新規雇用者数は、前月比50,900人増加しました。 事前の市場関係者の予想は+16,500人でしたので予想よりも大幅に増加しています。 一方で失業率そのものは5.4%と前月と変わりませんでした。 内訳としては、正規雇用者が41,200人増加し、非正規雇用者が9,700人の増加となっています。また、労働参加率は5月65.5%から65.7%に上昇しています。
失業率に関しては、去年以来5.4%~5.6%と狭いレンジで推移していますが、その背景には雇用が増えても人口も増加している為、失業率の低下につながっていません。また、総労働時間については堅調に増加傾向を辿っています。 これを受けて市場関係者は、208~2019年にかけて豪経済は3%以上の経済成長となり、失業率も一段と低下すると予想していますが、一方で賃金の上昇は非常に緩やかなものに留まり、インフレ率も緩やかな上昇になるとの見方が大勢を占めています。
為替市場では、今日の雇用統計を受けて一時的に豪ドルが他通貨対比で買われましたが、その後は逆に売り物に押される展開となっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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