2018/02/16 05:11 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、1月の失業率は5.5%に低下
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した1月の豪の失業率は、前月の5.6%から5.5%に低下しました。 新規雇用者数は16,000人増加しましたが、内訳としては、正規雇用者数が49,800人減少し、非正規雇用者が65,000人増加しています。 市場は、正規雇用者数が大幅に減少した事を嫌気して、為替市場では、豪ドルが対米ドルで0.7930ドル台から0.7900ドル台まで売られました。
市場は、昨年40万人の雇用を創出した豪の労働市場が、今後、更に雇用が増加し続けるのは容易いことではないと考え始めています。背景には、ここにきて正規雇用者が増加し、非正規雇用者が増加したが挙げられます。また、引き続き、潜在的に職を求めている人が多いこと、更には、まだ設備稼働に余力があることがあります。
また、RBAも豪の労働市場の改善には限界があるとの見方を示しており、政策金利の引き上げを急ぐ姿勢を見せていません。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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