2017/12/07 05:19 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2017年第3四半期のGDPは+0.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した豪の2017年第3四半期のGDPは、季節調整後で+0.6%で、前年同期比では+2.8%でした。 事前の市場関係者の予想は+0.7%(前年同期比+3.0%)でしたので事前の予想を下回った形になっています。
内訳的には、企業活動が20年振りに好調である内容であるのに対して、GDPの60%を占める個人消費が低迷しています。 GDPを構成する20のサブ指標の内、17指標はプラスですが、個人消費がフラットと伸び悩んでいます。その背景には、住宅ローンを持つか家計では、賃金の伸び悩みからローンの負担が家計の重荷となっています。また、住宅保有者にとっては、住宅価格の下落が将来的な不安要因に働いています。
市場関係者は2018年の豪経済については、世界経済の緩やかな拡大に伴って、豪経済も緩やかに拡大すると予想しています。 その一方で、政策金利については2019年頃まで現行政策金利が続くと見ています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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